ニューヨークでの恋の話
大学生の頃、ニューヨークに1年間留学していたことがあります。
旅行で以前ニューヨークを訪れた際に経済や文化・芸術などで最先端を走るエネルギッシュなニューヨークに「ここが正に世界の中心だ」というような感動を覚え、それ以来いつかニューヨークに住んでみたいという想いを募らせた結果、留学という形でその夢を実現することができました。
彼女との出会いはニューヨークに渡ってすぐのことでした。
私は現地の大学に付属の語学学校に籍を置いていたのですが、そこのスチューデントアシスタントとして彼女は働いていたのです。
彼女もドイツからの留学生ですが語学学校ではなく本科の大学に通っており、学費の足しにということで自分の経験を活かしてそこで働いていたのです。
学生生活はもちろんのことニューヨークでの生活全般について、語学学校の事務所をまるで観光案内所のように使って毎日通っていたこともあって、1番よく応対してくれた彼女とはすぐ仲良くなりました。
そのうち、夕方などに寄った際には「もう少ししたら私も仕事終わるから待っていてくれたら案内するよ。」というように彼女の方からアプローチしてくれるようになり、いつしか私の学校帰りと彼女の仕事帰りが重なる日は必ず一緒にどこかに出かけるようになっていました。